両親文系でも「AI時代に勝てる教育」は可能だアマゾンやアップルが注目するSTEMとは?|マネブ

マネブNEWS:〔2017.07.25〕「実はとてもかわいそうな人」 ムカつく上司と出会 現在の記事数:244421件

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両親文系でも「AI時代に勝てる教育」は可能だアマゾンやアップルが注目するSTEMとは?


難しそう、と親が身構える必要はないかもしれません(撮影:梅谷秀司)「STEM教育」を知っていますか?

「STEM(ステム)教育」という言葉を聞いたことがありますか?“STEM”とは、

・Science サイエンス ・Technology テクノロジー ・Engineering エンジニアリング ・Mathematics 数学

という、それぞれの頭文字を取った造語で、広義で理系の学問全般、狭義ではハイテク産業で求められるような知識やスキルのことを指します。STEM教育は、社会を劇的に変えることが予想される人工知能の時代を生き抜くために必要な、人工知能に使われるのではなく、人工知能を使う側に回るための学問になることでしょう。

日本では、2020年から小学校でのプログラミング教育がスタートしますが、これもSTEM教育の一環です。STEMの重要性がクローズアップされるようになった背景には、IT人材の需要の増加があります。

理数系の学問は基礎からコツコツと知識を積み上げることで、内容がどんどん高度になっていきます。そのため、小中学生くらいの段階で興味を持たないと、高校や大学からでは学習を始めるハードルが高くなってしまいます。なかでもコンピューターをはじめとした科学技術系の教育が欧米と比べると段違いに遅れている日本では、高度なスキルを持ったIT人材は慢性的に不足しています。

子どもがSTEM領域に関心を持ち、そのいずれかを自分の専門分野にすることができれば今後確実に到来する社会の混乱期において、少なくとも「仕事が見つからない」という事態は避けられます。

さらに言えば、その専門領域が人工知能や遺伝子工学、ナノテクノロジー、ロボット工学のような最先端テクノロジーに関わる領域であれば、国内外の企業から高額なオファーが舞い込んでくることもけっして夢ではありません。 

すなわち、「STEM領域の知識」は比較的近い未来を生き残るための強力な武器だと言えます。

STEM教育のなかでも、私がいまの時代の子どもたちに必要だと思うのは、テクノロジー教育です。テクノロジー教育の基礎編は、最先端テクノロジーに実際に触れてもらい、できるだけ身近な存在だと感じてもらうことです。

「両親とも文系だから、うちの子が理数系に行くとは思えない」と思われる方もいらっしゃるでしょう。しかし、子どもに適性があるかどうかは、実際にやらせてみないとわかりません。

教室に通うことでも、望遠鏡やロボットの自作キットを買い与えることでもいいので、「ちょっと興味ある?」と聞いてみて、少しでも興味がありそうなら一度体験させてみる。そこでハマらなかったらすぐに気持ちを切り替え、次の選択肢を与えてみる。このトライ&エラーを繰り返してください。

STEM教育の強化は、国家レベルの課題になっていますし、各企業も理数系の人材を確保したい思惑があるため、STEM教育を施す手段(教室、教材、コミュニティ、イべントなど)はこれから一気に増えていくでしょう。

アップルが行う「サマーキャンプ」の中身

たとえば、アメリカの企業では以下のような取り組みが始まっています。米アマゾンでは、子どもの年齢にあったSTEM教材が毎月送られてくる「STEM CLUB」というサービスを始めました。同じく米アップルのフラッグシップショップ「アップルストア」でも、8歳からの子どもたちを対象にサマーキャンプを実施しています。映画作りか物語作りのコースを選ぶことができ、コンピュータの操作を覚えながら、創造性のトレーニングを行う人気企画です。

『人工知能時代を生き抜く子どもの育て方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。上の画像をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします

筆者が運営している Qubena Academyでも、子どもたちにテクノロジーに関心を持ってもらうきっかけとしてワークショップを実践しています。その一例として、2016年の夏休みには、カメラのついたドローンを子どもたちに操作してもらって打ち上げ花火を撮影し、その後塾に戻ってVR(バーチャルリアリティ)のヘッドマウントディスプレーを装着して撮影した動画を見る、という体験学習を実施しました。

子どもたちに課したテーマは「見たことがない景色を見よう」。「花火はドローンで真上から見たらどう見えるのか?」「もっともきれいな動画を撮るためにはどの花火を、どんなタイミングで、どんな向きに打ち上げたらいいのか?」こうしたことまで子どもたちに考えてもらいました。子どもたちは大喜びでした。最初は恐る恐る操作していたドローンも、コツを掴めばすぐに操作できるようになっていました。ほかにも、3Dプリンターを使って自作のジュエリーを作るワークショップ等も行いました。

ドローンやVR、3Dプリンターという最先端テクノロジー自体に興味をもってもらうだけではなく、テクノロジーは使い方次第でいくらでも工夫できるということを理解してもらうのがこれらのワークショップの狙いです。

このような外部の仕組みをうまく使えば、子どもにきっかけを与え続けることは可能です。どこでどのような教育の機会があるのか、その情報を見逃さないためには、STEM教育というキーワードで日頃から情報収集しておくことをお勧めします。

マネマガ
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引用元:東洋経済オンライン

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