<相場の見方、歩き方>株価上昇局面入りまで、もう一息―景気動向に目を凝らそう(2)|マネブ

マネブNEWS:〔2019.02.22〕21日の東京株式市場見通し=手掛かり材料でもみ合 現在の記事数:290140件

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<相場の見方、歩き方>株価上昇局面入りまで、もう一息―景気動向に目を凝らそう(2)


(1)からつづく フランスも同じく減速傾向にあります。英国のEU(欧州連合)離脱の影響は直接的には考慮していないようですが、欧州経済に影を投げかけていることは疑いの余地はありません。 とりわけドイツ経済は3年ぶりの低水準に冷え込んでおり、ユーロ圏全体を押し下げています。ドイツも自動車産業を通じて中国と密接に結びついており、その影響が徐々に表面化しています。 今週は英国でも、イングランド銀行が2019年から2020年にかけての経済見通しを引き下げました。世界経済の不透明感が英国の経済活動を抑えると見ています。 ドイツ、イタリア、フランス、そして英国。どの国も自動車産業が苦しんでいます。自動車業界が上向けばこれらの国の経済は上向き、反対に自動車産業が下を向けば、各国の景気も下向きになります。まるで日本と同じです。 日本でも自動車業界のトップ、トヨタ自動車<7203>が今週、第3四半期の決算発表を行いました。売上高は+3%の伸びで過去最高を更新したものの、当期純利益では29%の減益として従来見通しを引き下げています。<日本と世界の経済状況は大きな曲がり角に> 上場企業の決算発表が佳境を迎えていますが、そこでは10−12月期の3か月間で経営環境が様変わりしている様子が如実にうかがえます。とりわけ川上分野でそれが顕著となっており、業績見通しを引き下げた三菱ケミカルホールディングス<4188>や旭化成<3407>の株価が、決算発表の直後から急落しています。 日本と世界の経済状況はいよいよ大きな曲がり角に差しかかってきました。今週はそれが一段と明らかとなりました。内閣府から木曜日に発表された12月の景気動向指数でも、先行指数が4か月連続、一致指数が2か月連続でそれぞれ低下しています。 内閣府は景気判断に関して「足踏みを示している」という表現で据え置きましたが、悪化方向のトレンドに入っていることは経験上でもかなりの確度となります。 すべて総合して、現状は景気の下り坂で言えば8合目付近ということになるでしょうか。そして株価は9合目に入ったところから反転して上昇局面を迎えます。おそらく景気に対する現状認識が「悪化」の方向にはっきりと変わった時点で、9合目に突入する必要条件がそろうことになりそうです。 そうであればもう一息です。ですが、本当に厳しいのは8合目から9合目に至るここからの数か月間だと考えられます。油断することなく憶することなく、現状をしっかりととらえて行こうと思います。業績の良好なデジタルアーツ<2326>、ニチイ学館<9792>、SBSホールディングス<2384>、アルヒ<7198>、エレコム<6750>に注目しています。 *おことわり この記事は、2019年2月11日にYahoo!ファイナンスで有料配信されたものです。提供:モーニングスター社
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引用元:モーニングスター

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