ふるさと納税、着実に成果…「返礼品競争」批判は的外れ、税収増は評価されるべき|マネブ

マネブNEWS:〔2018.10.23〕「第2のスルガ銀行」として首都圏の信用金庫の名が 現在の記事数:287354件

-

ふるさと納税、着実に成果…「返礼品競争」批判は的外れ、税収増は評価されるべき


さとふる HP」より

 地方自治体へ寄付することで、所得税や住民税が減額され、さらに寄付先の自治体から返礼品がもらえるのが「ふるさと納税」。2008年から実施されているこの制度は、給与所得者でも手軽に節税ができるとあって、これまで適用者を増やし続けている。

 しかし、近年は返礼品競争が各自治体間で過熱。地場産品とは関係ない返礼品を用意する自治体などもあることから、制度の形骸化が指摘されている。これを受けて9月、野田聖子総務大臣(当時)は記者会見で、「過度な返礼品を送付し、制度の趣旨を歪めているような団体については、ふるさと納税の対象外にすることを検討する」と制度の見直しに言及。具体的には、「返礼品の還元率を3割以下かつ地場産品に限る」との方針を示した。

 このように総務省からも制度見直しの方針が明らかにされ、制度の失敗がささやかれるが、「マーケティング的には現状でも問題ない」と話すのは立教大学経営学部でマーケティングを教える有馬賢治氏だ。

地場産の返礼品でなくともバイヤーとして評価すべき

「返礼品競争と呼ばれていますが、各自治体はあくまで公的機関ですので赤字を出してまで返礼品を用意しているわけではありませんし、採算の合わないことはできません。そのなかで、ふるさと納税によって税収を増加させている自治体は、マーケティングによる努力の成果が実っていると捉えることができます」(有馬氏)

 だが、その土地と関係のないものを返礼品としている自治体があることも事実。

「すべての自治体に、魅力的な名産品が常に揃っているわけではありません。たとえ地域に関係ないものを返礼品としていたとしても、それはその自治体の担当者が資源のハンディを補おうと考えぬいた成果でしょう。そういう意味では、その担当者は企業でいえばバイヤー的な役割を担っていると考えられます。担当者がバイヤーとしてのセンスと選択眼を発揮した結果として税収がアップしたのでしたら、マーケティング的には成功していると評価できるわけです」(同)

 総務省の発表を受けて、槍玉に挙げられている大阪府泉佐野市は、「地場産品が多様な自治体との間に格差が生じる」と反論のコメントを寄せた。泉佐野市は昨年のふるさと納税寄付額が全国1位の135億円で、確かに有効な返礼品展開が増収につながっているという見方もできる。

マネマガ
参考になったらシェア

引用元:ビジネスジャーナル

同カテゴリの新着記事

画像
「第2のスルガ銀行」として首都圏の信用金庫の名が取り沙汰…アパートローンに急傾斜

「Getty Images」より 不動産会社と連携して、高額物件を一般会社員らに買わせる手法が「スル

画像
低迷する『西郷どん』、「禁じ手」使いテコ入れ…強引な西田敏行投入で「無理やり感」漂う

『西郷どん』公式サイトより 鈴木亮平が主演を務めるNHK大河ドラマ『西郷どん』の第39回「父、西郷隆

画像
吉田羊の“年齢非公開”に「自意識過剰」「どうせ若くは見えない」のバッシング

【正解のないWEBマガジン~wezzyより】吉田羊Instagramより

画像
引退の福原愛が遂げた偉業の数々…なぜバッシングを浴びたのか

「福原愛 オフィシャルブログ」より 女子卓球五輪メダリストの福原愛が10月21日にブログを更新し、現

画像
『下町ロケット』視聴率1ケタ台目前の危機…前作の内容前提&複雑過ぎで理解困難

阿部寛 阿部寛が主演を務める連続テレビドラマ『下町ロケット』(TBS系)の第2話が10月21日に放送

画像
中村獅童、不倫疑惑連発の過去…元妻・竹内結子との「泥沼離婚劇」

中村獅童(左)と竹内結子(右) 10月22日放送のバラエティ番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日


-