米8月小売売上高、前月比0.1%増―予想下回る|マネブ

マネブNEWS:〔2018.12.08〕7日の債券市場見通し=リスク回避ムード後退、相場 現在の記事数:288595件

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米8月小売売上高、前月比0.1%増―予想下回る


<チェックポイント>●自動車・同部品とアパレルの落ち込み顕著●7月は上方改定、7−9月期GDP伸び率押し上げに寄与●9月ミシガン大消費者信頼感指数が高水準―小売売上高は回復見込み 米商務省が14日発表した8月の小売売上高(季節・営業日調整後)は速報値ベースで前月比0.1%増の5090億ドルにとどまり、市場予想の同0.4%増を下回った。6カ月ぶりの低い伸びとなり、7月の同0.7%増(改定前は同0.5%増)からも伸びが急減速したが、7カ月連続で増加しており、消費は堅調を維持している。 前年比では6.6%増と、7月の6.7%増(改定前は6.4%増)から伸びがやや鈍化したものの、この3カ月間(6−8月)の売上高は前年比6.5%増、前3カ月(3−5月)比1.7%増と、回復傾向を示しており、17年全体の小売売上高の伸び(5.5%増)を上回っている。 8月小売売上高の内訳をみると、足を引っ張ったのは米自動車大手フォード・モーター<F>を除いた全メーカーの新車販売が低調となった自動車・同部品とアパレルで、それぞれ前月比0.8%減(7月は0.1%減)と1.7%減(同2.2%増)。アパレルは廉価商品の販売増によるものとみられている。百貨店も同1.0%減(同1.4%増)と減少に転じた。また、飲食・レストランは同0.2%増と、7月の同1.6%増から伸びが鈍化。オンライン小売も同0.7%増と7月の同1.5%増から伸びが鈍化した。 一方、月ごとに変動が激しいガソリンスタンド売上は、ガソリン価格の上昇で、7月の前月比0.8%増から8月は同1.7%増と伸びが急加速した。 このガソリンスタンドと自動車・同部品を除いた小売売上高は前月比0.2%増と、7月の同0.9%増(改定前は0.6%増)から伸びが減速した。また、ガソリンスタンドや自動車・同部品に加えて、建築資材や飲食レストランを除いた、いわゆる“コア小売売上高”(コントロール・グループ)も前月比0.1%増と減速し、市場予想の同0.4%増を下回った。しかし、7月の同0.8%増(改定前は0.5%増)のあと、さらに伸びたことで、実質的な小売売上高は依然堅調を示している。 このコア小売売上高はGDP(国内総生産)を構成する個人消費支出の財支出に組み込まれる重要な指標だ。8月データが堅調を維持したことで7−9月期GDPが押し上げられるとみられている。また、10日に発表された7月の消費者信用残高の増加額が166億ドルと、6月の85億ドルから拡大し、7月の伸びも年率換算5.0%増と、4−6月期の同4.5%増を上回っており、今後消費が拡大する兆候を示しているのは明るい材料だ。 市場では4−6月期GDPは前期比年率換算4.2%増(改定値)と、14年の第3四半期(4.9%増)以来約4年ぶりの高い伸びとなったが、今後は個人消費の伸びの鈍化や米中貿易摩擦の激化で輸出が低調となり、7−9月期以降は同3.0%増、18年全体でも同3.0%増に鈍化すると予想している。しかし、労働省が8月30日発表した最新の7月個人支出・所得統計では可処分所得に対する貯蓄の割合である貯蓄率が6.7%と高い水準にあり、将来、GDPの7割を占める消費が拡大する可能性がある。 また、14日発表されたミシガン大消費者信頼感指数も9月が100.8と、8月の96.2や市場予想の96.6を上回り、6カ月ぶりの高水準を記録した。消費者は所得の増加や株高と住宅価格の上昇による富裕効果の恩恵を受けており、今後、小売売上高の伸びが回復する兆しを見せている。ただ、9月以降の小売売上高の統計については、米南東部を襲ったハリケーン「フローレンス」による洪水や暴風雨の被害の影響次第でデータの信頼性が低下する可能性がある。<関連銘柄> NASD投信<1545>、NYダウ投信<1546>、上場米国<1547>、 SPD500<1557>、国際VX中先<1561>、iS米超大型<1587>、 iS米小型<1588>、iS米高配当<1589>、iS米リート<1590>、 NYダウ<1679>、NYダウブル<2040>、NYダウベア<2041>提供:モーニングスター社
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引用元:モーニングスター

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