米5月コアCPI、前月比0.2%上昇―市場予想通りの緩やかな伸びに|マネブ

マネブNEWS:〔2018.10.24〕23日の債券市場見通し=日銀の懇談会を控え、方向 現在の記事数:287396件

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米5月コアCPI、前月比0.2%上昇―市場予想通りの緩やかな伸びに


<チェックポイント>●CPI全体指数、ガソリン急騰で急加速も予想と一致●年内3回の利上げ予想変わらず●6月12−13日FOMCでの小幅利上げ予想変わらず 労働省が12日発表した5月CPI(消費者物価指数)は、FRB(米連邦準備制度理事会)が重視しているコアCPI(価格変動が激しいエネルギーと食品を除いたもの)が前月比0.2%上昇と、4月の同0.1%上昇を上回ったが、市場予想と一致した。 前年比も2.2%上昇と、4月の同2.1%上昇を上回ったが、市場予想と一致した。FRBの物価目標(2%上昇)を3カ月連続で上回ったものの、これまでCPIの伸びを抑制してきた携帯電話サービス料金の値下げ競争の影響が3月以降弱まっているため、市場ではコアCPIの伸びが高まると予想していた。携帯電話料金は17年2月ごろから値上がりし、値引きサイクルから抜け始めている。 1日に発表された5月雇用統計で賃金(平均時給)上昇率が前年比2.7%増と、4月の同2.6%増や市場予想(同2.6%増)をやや上回ったものの、コアインフレ率(2.2%増)を差し引いた実質賃金の伸びはわずか0.5%増と、依然弱い伸びとなっていることから、FRBは引き続きゆっくりとしたペースで利上げを実施するとみられる。ただ、市場では12−13日会合での小幅利上げを織り込んでいる。 利上げペースについては、FRBの予想コンセンサス通り年内3回(3月に利上げしたので、あと6月と9月の2回)との大方の見方は変わらない。コアCPIが3月と4月に続いてFRBの物価目標(2%上昇)を3カ月連続で上回ったとはいえ、市場では前年同期のインフレ率が低かったため、高目の数値が出るという、いわゆるベース効果によるものという認識があるため、想定内の動きとなっているからだ。それに加えて、コアCPIが予想と一致したことや、5月14日に発表された4月PPI(生産者物価指数)が前月比わずか0.1%上昇(3月は同0.3%上昇)と、4カ月ぶりの小幅上昇となり、前年比も2.6%上昇と3月の3%上昇を下回ったことで、企業が原材料の価格上昇を吸収するために末端価格に転嫁する懸念が後退したことから、価格転嫁が起きずCPIの加速にはつながらない可能性がある。 また、FRBが最も重視する4月コアPCE(個人消費支出)物価指数も前年比1.8%上昇(3月も同1.8%上昇)と、いまだに物価目標を下回っている。さらには、FRBは前回5月FOMC後に発表した声明文で、インフレ見通しについて、「インフレ率は中期的にはシメントリック(上下が対称)な2%上昇の物価目標近辺で推移する」とし、今後、インフレ率が中期的に2%上昇をやや超過しても一定期間、容認できる考えを示していることも利上げ回数が年4回(3・6・9・12月)に加速しない根拠となりうる。 一方、CPI全体指数(季節調整後)は、主にガソリン(前月比1.7%上昇)を中心としたエネルギー全体(同0.9%上昇)の伸びが高い伸びとなったが、食品の伸びが横ばいに減速したため、前月比0.2%上昇と、4月と同じ伸びとなり、市場予想とも一致した。前年比では2.8%上昇と、4月の同2.5%上昇から伸びが急加速した。これは12年2月(2.9%上昇)以来6年3カ月ぶりの高水準となるが、これも市場の予想通りだった。 CPI全体指数が急加速した要因は、エネルギー全体が同11.7%上昇(4月は同7.9%上昇)と、17年2月(15.2%上昇)以来1年3カ月ぶりの高水準となったからだ。このうちガソリンは同21.8%上昇(4月は同13.4%上昇)、重油は同25.3%上昇(同22.6%上昇)となった。一方、食品は4月の同1.4%上昇から同1.2%上昇へと、伸びが減速し、17年8月(1.1%上昇)以来9カ月ぶりの低水準となった。ガソリン価格の上昇は家計にとって負担となるが、1.5兆ドルの大幅減税の効果で相殺される面もある。<関連銘柄> NASD投信<1545>、NYダウ投信<1546>、上場米国<1547>、 SPD500<1557>、国際VX中先<1561>、iS米超大型<1587>、 iS米小型<1588>、iS米高配当<1589>、iS米リート<1590>、 NYダウ<1679>、NYダウブル<2040>、NYダウベア<2041>提供:モーニングスター社
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引用元:モーニングスター

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