【マイナス金利の波〜MMF消滅へ】|マネブ

マネブNEWS:〔2017.12.16〕15日の債券市場見通し=売り優勢で軟調地合い 現在の記事数:253001件

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【マイナス金利の波〜MMF消滅へ】


MMF(マネーマネジメントファンド)は、
主に債券等の比較的ローリスクな金融商品を中心に運用するファンドで、 株式投資など比較的、リスクの高い投資に向かう際の、
待機資金の置き場所として凡に個人投資家の間で活用されてきました。
しかし、今、野村アセットマネジメント、大和証券等大手を中心に MMFの償還が行われています。

アベノミクスの主な柱であるマイナス金利政策は、
ご存知の通りインフレ政策の一環であるわけですので、
長期的な視点でもって日本円の貨幣価値を段階的に下げていく方向性に貢献します。

当然、日本の貨幣や日本国内の共同体を
その価値の担保とする債券の利回りは下がり、
今現在、もはや限りなく0パーセントに近い状況です。

いくら待機資金の置き場所という位置付けであるとはいえ、
手持ちの資金が全くの死に金となる事を投資家は好みませんので、
現在の市況においてMMFがその価値を失うこと、
その償還は当然の判断であると言えます。

マイナス金利政策の意図の一つには、
銀行預金の金利をマイナスとする事で、
お金を眠らせておくと損をする、
という市井の人々のマインドを刺激し、
お金を運用する事、投融資へと意識を向けさせる事がありますが、

安定性が高く、最もとっつきやすい投資の窓口であるところのMMFを、 投融資を活発化させる政策である筈のマイナス金利政策が潰してしまう、というなんとも皮肉な結果を招いてしまっています。

資本主義経済は今やこの地球上で、最も複雑な体系の一つです。

そんな複雑な体系にアプローチする方法としては、マイナス金利政策はシンプルに過ぎる政策です。

日本の経済に投じられた大きな一石が、どのように波及し、どのような結果を残すのか、果たしてそれは日本国の首脳が望む通りのものとなるのか
それはまだ分かりませんが、この荒波に翻弄される一個人として、
どのように日本の経済が展開してもバランスを保てる仕組みを構築する事が、 今取り組むべきテーマであるなと感じます。
参考になったらイイね!
マネマガ
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