【イギリスEU離脱における日本への影響】|マネブ

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【イギリスEU離脱における日本への影響】


日本時間6月24日にイギリスのEU離脱が発表されましたが、 このEU離脱が日本にどのように影響を及ぼすのか皆さんは考えた事があるでしょうか。
ニュース番組等では、主に為替の影響について話がされています。

また、為替の影響を大きく受ける日経平均株価が下がったニュースも多かったのですが、実際にどの様に日本への影響が懸念されているのかは、話される事は非常に少なかったと思います。
ですから、ここではその影響について話していきたいと思います。
それは、ずばり円高の加速です。
そしてこの円高により、ヨーロッパに進出している1500社の日系企業が手痛い打撃を受ける事になるということです。

まず、EUという共同体を単一のものとして考えるところから始めましょう。
そこから、イギリスと言う国が独立すると考えてもおかしくないですね。
そもそも、国家は他の国家との間で貿易を行い自国に必要な輸出入を行います。
その輸出入の中で避けて通れないのは関税問題です。

EU内で取り決められている通商条約内の「関税事項」は、EUに加盟している国家によって共通の税率で取引されています。
一つ一つの輸出入品目の関税割合(%)は異なり、長い年月をかけ、
お互いの政権や政策、財務状況に応じて、EU内で一つ一つ定められています。
それは国家間の利害の上で話し合われ、国民を巻き込み、
しいては選挙によって選ばれた国家のトップ同士による会談によって、
ようやく決定される条約なのです。

今回のイギリスの離脱により、新しい国家が生まれると考えると分かりやすいです。
これまでEUとして存在していた通商条約がイギリスの離脱で、
今後イギリスには適用されず、新たに一つの国家として通商条約自体を 結び直す必要があります。

また今回のEU離脱を受け、イギリスでは政権交代が決まり、
政権が代わる事で新たな政策も制定される事になるでしょう。
ですが、新しい政権や政策も決定されていないイギリスへの不安は高まるばかりか、今後貿易の要になる通商条約(関税)の見通しも全くついていないのが現状です。

不安要素ばかり目立つ中、外国為替の40%がロンドンにあるインターバンクで 取引され1日におよそ3兆円もの為替取引がされています。
世界でも規模の大きい市場であるにも関わらず、
前述の不安要素によるロンドン市場の信用性低下で、アメリカや日本の
「株式」や「証券」、「通貨」の相対的な需要が高まることから、
円高が進むことになるというわけです。

では、イギリスがEU離脱するメリットは何でしょうか。
それは、EUの移民政策の影響を受けないことです。
現在のEUでは戦争による移民の問題が大きな問題となっています。
ドイツ、フランス、トルコ等など、すでに難民を受け入れていますが、
その難民の受け入れ先となる国々では賃金や失業率の問題を抱えています。
難民も職を探しますから、難民受け入れ先の国々の失業率も高くなり、
雇用の際の賃金水準も下がります。

また社会保障の対象が増える事で税金が使われ、
難民受け入れ先の国民にとっては不満ばかりが増え、
今回の様な民衆によるEU離脱賛成の声が大きくなっていきました。

ですが、皆さんは気づきましたか???
移民政策の影響を受けない為に、イギリスがEUを離脱するメリットは
本当にあるのでしょうか。

正直、前述で述べた通り、離脱するデメリットの方が遥かに大きいと私は思っています。 なぜならイギリスも日本と同じく輸入に頼る国家です。
またポンド安になっても日本の様に良い影響を受ける
主だった輸出品目(車、電化製品等)は無いのです。
それどころか、政権も交代し、ポンドの下落、今後の通商条約の関税問題など、 問題は山積みです。 その見通しもあり、世界の経済評論家の方々はEU離脱に対し 否定的な意見が多かったのです。

しかし、実際にイギリス国民はEU離脱を選んだのです。
それだけ、イギリス国民にとっての難民問題による雇用や賃金、
社会保障への影響は大きかったのかもしれません。

ですが、そのイギリス国民による離脱の決断によって、遠く離れた日本への影響はすでに出ているのです。日本国内だけでなく外国の影響もあるため、グローバル化が続く現代では本当の意味で情報は大事になりますね。
しかし本当に重要なのは、その情報をどの様に活かすか!ですね。
皆さんは、しっかりとリスクヘッジはできていますか?
参考になったらイイね!
マネマガ
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