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「いま”お札”の量が増えている?!」


 皆さん、小中学生の頃に社会科の授業で「”お札”は正式名称を”日本銀行券”といって、
日本の中央銀行である日本銀行が発行しています。」といったように習ったかと思います。
 当時まだ子供だった私は、「じゃあ、日本銀行がお札をいっぱい印刷すれば、みんなお金持ちになれるじゃん!何でもっと印刷しないんだろう?」と、純粋に考えていたものです…(^^;

 もちろんそうしてしまうと、過剰なインフレーションを加速させてしまうため、お札の発行量というのは、市場の需給バランスや物価など、様々な要因に基づいて調整されています。
 日本銀行は、日本銀行法という法律によって紙幣を発行する事ができ、これに基づいて独立行政法人である国立印刷局が実際に製造し、日本銀行が全国の本支店を経由して世の中に流通させるというのが、紙幣が生まれてから流通するまでの大まかな流れです。
 ちなみに郵便切手やパスポートも、この国立印刷局で製造されていますよね!
 日本の紙幣は耐久性や偽造防止技術に大変優れており、その技術力は世界中でも高く評価されているようです。

   さて、そんな紙幣の発行量ですが、ここ最近急速に伸びているという事をご存知でしょうか?
 2016年5月末時点での発行高は95兆2,000億円を突破しており、これは前年の同じ月に比べて6%を超える伸び率です!
 たとえば東北大震災の時には、津波で大量の紙幣が損失したり、保険金や助成金の支払いが立て込んだりしたため、発行量は一時的に激増しましたが、今回の増加率というのは、そういった特殊なケースをさらに上回るほどに大きなものなのです!
   ここまでは少しマニアックな人であれば、ニュースや新聞で知っている方も多く、「やっぱりインフレ政策が進んでるんだな〜。マネタリーベースを大きくするために日銀もしっかり動くつもりなんだな〜。」と思っているはずです。
 しかし、その内訳を気にして見てみると、より市場の傾向が見えてくるのです!
   その内訳を見てみると、千円札の発行量はほぼ横ばいなのに対して、1万円札の方が特に大きく伸びている事が分かります。
 この動きを一体どう見るのか?
 千円札は皆さんも普段のお買い物などでよく使っていると思います。
 よっぽどの人を除いて、大多数の皆さんは財布の中を覗いてみると、当然ですが1万円札よりも千円札の方が枚数は多いはずです。  それは一体なぜなのか?
 当然のことですが、お買い物などをするのに、千円札の方が便利で使い勝手が良いからです。
 つまり「決済用」の紙幣である千円札の発行量が従来とあまり変わらない、すなわち消費需要はさほど大きく変化していない、一方で「貯蔵用」(あるいは融資用)としての1万円札の発行量が増えているのです。
 やはり物価上昇率ほど給料が上がってなかったり、社会保障料や税金の負担が増えて家計を圧迫する一方で、将来の年金不安などに備えて貯金をする人が増えてきているのかも知れませんね。
 このように経済に関するニュースももう一歩その内容を深掘りする事で、新たな発見があったり、理解が深まったりという事も多々あります。
 しかし、インフレ政策の真っ只中にある今の時代、ただ現金を銀行などに塩漬けしているだけでは、そのお金の価値は目減りしていく一方です。
 数年前までは、1USD=80円前後でしたが、今では1USD=110円前後で推移しています。
 銀行の定期預金の利率も、0.020〜0.025%前後の銀行がほとんどです。
 これでは物価上昇率に追いついていないどころか、ATM手数料の方がよっぽど高いですよね…^^;
   皆さんが会社をリタイアして給料収入がなくなった時に、「気付いた時にはもう遅かった……」ではもう取り返しがつきません!
 最近では「貧困老人」や「下流老人」という言葉もよく聞きますよね?
 国や会社の社会保障だけに頼れないこの時代、今のうちから対策をしっかりと考え、悲劇的なセカンドライフを送る事のないようにしましょう!!
参考になったらイイね!
マネマガ
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